先日庭に小さな甲虫が飛び回っているのを見付けた。手ではたき落してやろうと思って追いかけたが、その前にシャクヤクの葉に止まった。
近くで見てみると、体長12mm程度、余り見慣れないコメツキムシである。写真を撮り難い位置に居るので、一寸チョッカイを出したら、地面の上に落ちてしまった。裏返しになったまま、気絶していると言うか、死んだふりをしていると言うか、とにかくジッと動かない。
暫くそのままにして見ているとやがて動き出した。コメツキムシらしくピンと跳ね上がるかと思ったのだが、此奴、手足をゴソゴソやって向きを直した。余りコメツキらしくない奴!!

地面を這い回るトラフコメツキ(2007/04/07)
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マクロレンズで覗いてみると、上翅の表面に多くの溝状の縦筋があり、体の中心線に近い部分が色濃く、また、辺縁部に3対の暗色斑がある。かなり特徴のハッキリしたコメツキである。
暫く地面の上を歩き回っていたが、やがて羽を広げて跳んで行ってしまった。

飛ぶ直前のトラフコメツキ.上翅を広げ始めた。
しかし、飛び出す瞬間は撮り損ねた(2007/04/07)
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この辺りでは春にコメツキムシを見ることはない、と言うか、記憶にないし、また、上翅に模様のあるコメツキムシも珍しい。
調べてみると、トラフコメツキと言う春にしか現れない種類と判明した。保育社の図鑑では「早春平地でみられるが多くない」と書いてある。しかし、Internetで調べてみると「普通種で個体数も多い」と言う記述もある。まァ、この辺りに居るのだから珍種ではあるまい。
後日、またこのコメツキムシを見付けた。早速捕まえて今度はスレートの上でひっくり返してやった。手足をゴソゴソやっても触れるものが無く、やがてピンと跳ね上がって向きを直した。やはり、コメツキムシである。
最終更新日
2007年05月19日 12時22分40秒